背景
Fedoraを使っていると半年に1回程度はアップグレードされるので追従するのが非常に大変である。
以前以下のような記事を書いたものの、ここを見ながらOSのアップグレードを行うのが煩わしいなと思ってしまった。
今回はこのアップグレードを簡単に行うようにスクリプトを作ってみた。
何をすればいいのか
本来やらなければならないこと
結局の所以下を実行さえすれば良い。
29に相当するものは現在インストールされているFedora のバージョン+1を指定する必要がある。
$ sudo dnf upgrade --refresh $ sudo dnf install dnf-plugin-system-upgrade $ sudo dnf system-upgrade download --refresh --releasever=29 $ sudo dnf system-upgrade reboot
dnf
コマンドの-y
オプション
dnf
コマンドの-y
オプションを使えば、dnf
コマンドを使っているときに聞かれるy/N
のような選択がすべてyes
を
選択したものとして処理を継続してくれる。
Fedoraの現在のバージョンを取得する方法
/etc/os-release
ファイルを見ればわかる。
ファイルは以下のようになっている。
~ ❯❯❯ cat /etc/os-release NAME=Fedora VERSION="32 (Thirty Two)" ID=fedora VERSION_ID=32 VERSION_CODENAME="" PLATFORM_ID="platform:f32" PRETTY_NAME="Fedora 32 (Thirty Two)" ANSI_COLOR="0;34" LOGO=fedora-logo-icon CPE_NAME="cpe:/o:fedoraproject:fedora:32" HOME_URL="https://fedoraproject.org/" DOCUMENTATION_URL="https://docs.fedoraproject.org/en-US/fedora/f32/system-administrators-guide/" SUPPORT_URL="https://fedoraproject.org/wiki/Communicating_and_getting_help" BUG_REPORT_URL="https://bugzilla.redhat.com/" REDHAT_BUGZILLA_PRODUCT="Fedora" REDHAT_BUGZILLA_PRODUCT_VERSION=32 REDHAT_SUPPORT_PRODUCT="Fedora" REDHAT_SUPPORT_PRODUCT_VERSION=32 PRIVACY_POLICY_URL="https://fedoraproject.org/wiki/Legal:PrivacyPolicy"
ということで、VERSION_ID
の行からsed
などで数値のみを切り出し、アップグレードを行うスクリプトを以下に作成した。